日新義塾では、定期試験直前の対策授業のことを「特別講座」、略して「特講」と呼んでいます。現在神奈川県内でも、学習塾が試験対策を行なうことは珍しくありませんが、この試験対策にこそ学習塾の理念が表れる、と私達は考えています。

二十数年前、土日に定期試験対策を行なうことは一般的ではありませんでした。しかし、日新義塾の代表が子供達からの要望を受けて、日曜日に試験対策の授業を行なうと声をかけたことが特講の始まりです。当日教室には多くの子供達が来て、普段の通常授業とは異なる特別な雰囲気で行なわれました。そしてそれは現在に至るまで続き、他の神奈川県の学習塾でも当たり前に行なわれるようになりました。

このように休日を返上して行なう特講というものは、授業料が発生し、義務として行なわれる授業とは質を異にしています。講師と生徒との、お互いの積極的な意欲がそろって生まれる、独特な高揚感を持った授業となります。よって私達は、この特講を完全自由参加としています。単なる知識の詰め込みの試験対策にとどまらない、特別な緊張感を伴った空間を目指しています。このような背景のもと、私達はこの試験対策を「特別」講座と呼んでいます。